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2006年02月23日Thu [11:32] 世界の話題  

風刺漫画問題

イスラムの預言者を風刺した問題で双方の信者に被害が出ている問題で、ネット界の一部に言論の自由という意見もある。そうだろうか?。

言論の自由も大事ではあるが、それを行使するには相手側の人権も考慮するのが必要ではないのか。イスラム教徒にはイスラム教徒なりの、守られるべき人権があるのだから。

イスラム教やキリスト教には、偶像化してはならない神聖な域がある。

今回はイスラム側の神聖域を偶像化した訳だが、これがキリスト教の【神】そのものを偶像化されたら如何なる事態になったことか。御存知のように、キリスト教でも聖母マリアやキリストの像があっても【神】そのものの偶像は無い。

日本のような多神教世界での仏像などは神聖な神格の分割された1偶像に過ぎず、だからこその神社仏閣の梯子詣でなども可能になる。商売の神は○○で、受験の神は△△と、それぞれの目的にあわせた神(分割された)にお参りしているのだ。

しかしてその実態は気(気配)であり、やはり偶像化できない大自然が持つ様々な、神聖な気が基本に成っている。そう、仏像などは比較的新しく入ってきた神(気)を拝むための代用品とも言える。だからこそ大方の日本人は少しでも多くの神社仏閣にお参りして、その御利益を数多く得ようとする事も出来るのである。

この多神教世界の価値観からすると風刺漫画程度ならば、何でそんな事くらいに成るのが関の山だ。実際問題として、当の神社仏閣自体がデフォルメされた開祖や高僧などの神格像でもって人々に親近感を与えようとする動きも有る位なのだから。

幾らデフォルメしようと神は神であり、尊い高僧は高僧である。その神聖さは揺るがないという、暗黙の了解が多神教世界である日本には有るのだ。

しかしこれが世界の主流である一神教の世界ともなると、そこ神聖領域への風刺は異教徒の信心する宗教への冒涜でしかなくなる。一神教宗教の神聖領域への風刺は宗教への風刺冒涜であり、それを信ずる人々への「信心」への風刺冒涜でもある。

イスラム社会に生まれ育ち、イスラム教に慣れ親しんできた人々の「宗教」そのものに対する他教徒からのイスラム教否定。それはイスラム教徒側から見れば、自分の存在そのものを否定されたかに感じる事だろう。

つまり今回は表現の自由という名を借りた、異教徒への人権攻撃にもなるのだ。

人権human rightsの「人間の正義であることども」は、必ずしも相手側の「人間の正義であることども」は保証しない。そこに留意する必要が有る。

一神教の神聖領域への風刺は宗教への冒涜であり、それを信ずる人々の寄って立つ心の領域に対する冒涜。つまりイスラム教徒の「人間が人間であるということ」への、キリスト教徒側から出された人権蹂躙では無いか。

そうイスラム教徒が感じたからこその、今回の騒動である。

人権(じんけん)は「人間が生まれながらにして持つ当然の権利」を意味する。通常は基本的人権と同義のものとしてとらえれる。英語human rightsの訳語。human rightsを直訳すれば「人間の正義であることども」であることを見てもわかるように、人権の特徴は、

1. 人間が人間であるということを根拠として発生する天与(天賦)のものである点
2. その権利を持つこと、自由に行使しあるいは保留することが当然であり、自然である点

の二つにある。社会契約説によれば国家や法人の権利はそれに属する個人の人権や私権が集合するところから発生するととかれており、この説によればいわばすべての権利の淵源であるともいえる。ちなみに日本語でこのrightsの訳語として当てられている「権」は元来は秤の分銅を意味する字であり、ここからこうした度量衡、スタンダードを定める政治的な力(権力)、スタンダードとして認められている利得(権利)などへ概念が発展した経緯を持ち、必ずしもヨーロッパ起源のrightsの概念と親和性の高い語とは言い切れない面を持つ。

もっとも、現実的には人権が不当に侵害されることは、歴史的にみて、むしろ日常茶飯事であった。このことを受けて、日本国憲法も人権を生来のものとしながらも、その維持に不断の努力を要するとする。

人権とは、その維持に不断の努力が必要。まさに、その通りである。

私達の持たねば成らない権利には異を唱えはしないが、そこにも国家や法人の権利はそれに属する個人の人権や私権が集合するところから発生する権利で有る事を認識し、それは無闇に他の国家や法人を貶める権利ではない事も承知する必要が有るのだ。

その事を忘れた安易な報道の自由は、結局は以下のようになる。

人間の生存権すら脅かされる事態にまでなって、誰が責任を持てるのか。

それはもう、神のみぞ知る。。。ですな。

風刺漫画でイスラム、キリスト両教徒衝突…24人死亡
(2006年2月22日11時28分 読売新聞)
AP通信によると、西アフリカ・ナイジェリアの2都市で21日、イスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画問題を巡り、イスラム教徒とキリスト教徒が衝突、少なくとも24人が死亡した。

暴動が起きたのは、北部バウチと南部オニチャ。バウチではイスラム教徒がキリスト教徒を襲撃し、18人が死亡した。オニチャでは、キリスト教徒の暴徒がモスク(イスラム教礼拝所)2か所に放火し、イスラム教徒6人を撲殺した。

北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多いナイジェリアでは、風刺漫画問題をきっかけに両教徒間の衝突が相次いでいる。




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Re Comments.

『』 
初めまして! ブログランキングから遊びに来ました
 
素敵な良いブログですね^^ クリポチしてきます♪
2006/02/24(Fri) 04:27:25 | URL | takeさん #-[ Edit.]
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