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2006年03月09日Thu [20:41] 徒然の話題  

小選挙区制とは

選挙制度に理想的解決など有ろう筈も無いのですが、自民党の細川政権で現行の「小選挙区比例代表並立制」が導入された理由に談合・馴れ合いなどの日本的政治風土一掃が有りました。

これはそれまでの中選挙区制という世界的にも珍しい選挙制度が、地元サービス密着型の政治家が大量に生まれる原因になっていた事。その結果、政権与党たる自民党が圧倒的有利となって働き、一党の長期政権を許す原因にもなっていた事。などが理由です。

前者は政界の腐敗を促し、後者は与党と野党の間に越えられない溝を設けていたのです。これでは主権者である国民の声は無視され、与野党の棲み分けが促進される選挙制度だったとも言えます。

これを政党本位・政策本位の選挙制度に近づけようとした細川政権努力の成果が、小選挙区制なのです。

最近は政党マニフェストなども云々されるように成果も出て来ましたが、まだまだ現行は不十分な選挙制度です。小選挙区で落選しても比例区で復活と、批判も多い不思議な選挙制度なのです。

しかし、この不思議な選挙制度の下。昨年の郵政総選挙で自民党は大勝し、民主党は惨敗しました。

その小選挙区での得票数は1・3倍、議席数では4・2倍というズレが見られます。つまり自民党と民主党の差が1・3倍の得票差でしか無いのに、議席数では4・2倍と大きな差になった訳です。

これでは民意を反映していないと「民主主義的市民派」は主張しますが、これこそが小選挙区制の最大のメリットなのです。つまり政権に緊張感を持たせ、政党本位・政策本位にするメリットです。

郵政総選挙では自民党に追い風が吹きましたが、次回の総選挙では、その時の状況によって与野党が逆転するかも知れない。と。

このように、常に政権与党に圧迫を与えては、野党にも政権党への可能性を与える選挙制度が小選挙区制度なのです。後は比例区選出を廃止して、完全な小選挙区制度に変更するだけです。

国民の声を国会に確実に届ける制度、それが完全小選挙区制度となるでしょう。

これは短期で見れば民意から外れるような錯覚を与えますが、政党本位・政策本位でない政党は票が僅差でも議席が激減し、与党から脱落するという、次回選挙への圧迫として作用するのです。

もしも万が一、以前のような中選挙区制度に戻すと【得をするのは与党】ばかりに成ります。

小選挙区制度の意義、それを忘れての選挙制度批判はお門違いなのです。

郵政総選挙で自民党が圧勝したからと言って、それで小選挙区制度が駄目と言う論理の飛躍は軽率であり、寧ろ政党本位・政策本位な時代に日本も突入したと喜ぶものです。

従来のような自民党による長期政権を許さない制度が、実は小選挙区制なのですから。

したがって今後の野党も、もはや批判だけの野党は許されなくなって来ているのです。どの政党も圧倒的議席数を与えられる可能性(候補者を出してさえいれば)を秘めていて、何時でも政権与党と交代する実力と責任感を持っていなくては、最早、駄目だからです。

野党らしい野党などとは、責任感を持ったら絶対に言えない言葉なのです。

そんな甘えた政党を許せるほど、今の日本を取り巻く環境は生易しいものでは有りません。


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