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2006年06月09日Fri [15:52] 日本の話題  

点と点を結ぶ

高校生が挟まれて死亡した東京都港区でのエレベーター事故以来、私はエレベーターに乗るにも細心の注意を払うようになりました。それまであまり考えていなかった、エレベーターでの事故です。エレベーターが地震や火事の時などに、「使用禁止」である。それくらいは知っていたのですが、それ以外では当たり前の設備に過ぎなかったのですね。

ついでに言うなら、エレベーター内に自転車を持ち込むのも違反でしょう。この高校生も自転車など持ち込んでいなければ、もしかしたら逃げられたかも知れない。尤も、動く筈の無いエレベーターが急に動き出したのです。やはり無理だったのか。可哀相に。。。

やはり問題はエレベーターの製造元か、そのメンテナンス会社に行き着きます。

事故エレベーターの故障原因報告、住宅公社に伝わらず
(2006年6月9日14時30分 読売新聞) 部分引用
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故に絡み、今年1~2月に事故機でトラブルが相次いだ際、修理にあたった製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)が、保守管理会社側に「制御盤とエレベーターをつなぐコードの断線が原因」と説明していたことが9日わかった。

このトラブルや故障の原因について、住宅を管理する区住宅公社に報告された記録がなく、警視庁捜査1課は、トラブル多発が公社側に伝えられなかった経緯について調べている。

何もシンドラー社のエレベーターだから問題とは、私は思いません。

国内製品と比べて割安で、入札に有利というのも関係ないでしょう。国内メーカー製は高い製造コストで、品質と安全性を兼ね備えているから高いとも言えます。単に建物内を上下させるだけなら、必要な品質を超えているとも言えます。

静穏性や振動の低さなんて、それほど重要視されない場合も有ります。シンドラー社が入札基準を満たしているのならば、問題はその他に求めるべきでしょう。

この場合は頻発する異常と、それに対する連絡が密にされていたか?

なのでは有りませんか。

「制御盤とエレベーターをつなぐコードの断線が原因」これは、割と有ることです。完全に切れたら動きませんが、半断線状態なら動くのです。しかし偶には断線状態になり、いろんな不具合が出ていたと見るのが妥当でしょう。

そこで対処するか、放置するかの差です。

何度も住民からエレベーターの苦情を寄せられて、それでもまだ点でしか見なかったメンテナンス会社。制御盤への断線を修理しながら点でしか判断しなかったシンドラー社。

共に、対処療法に終わっています。

点と点を結んで、線として見なければ問題は出てきません。コードの半断線から、その線が無理な負担に耐えていないか、材質が適当(立地条件による)で設置からの年数も許容範囲内か等などを考えて根本的な対策を打っていない。また、依頼してもいない。

器が規格を満たしていても、それを運営する能力が両社共規格を満たしていなかった。

点と点を結ぶ。

そんな仕事をしている私からの、今回の事故に対する感想です。




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