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2006年09月15日Fri [13:09] 日本の話題  

自縄自縛の核兵器保有論議

9月12日の日刊ゲンダイに、「核兵器保有検討なら協力」(復党焦点の平沼議員が、安倍官房長官にラブコール)という記事がありました。

「戦争の最大の抑止力は核だ。日本は平和第一の国だが(核兵器の保有を)視野に入れるぐらいはやっておかねばならない。安倍長官がそのような政治をやるなら協力したい」だそうです。しかしその核兵器保有の為には、日本は核拡散防止条約から脱退するしか道はありません。日本の、そのような選択肢は世界中が許すはずも無く、随分と軽々しい発言と言えます。これでは世界が何の為にイラン問題や北朝鮮問題で拗れているのかが、まるで分かっていないとも言えます。

実際には、日本人の「核アレルギー脱却を目指す」が正しいと思います。

専守防衛を目的とする日本の軍事力は、その射撃の精度が問われます。敵からの弾道ミサイルを撃墜するのにも、戦闘機を撃墜するにも射撃の精度が必要だからです。例えで言うならダーツの先端が金属製なのは【先端の重さ】で軌道安定を得る為であり、何も板に突刺す為にだけ有るのでは無いのです。これを最近の兵器技術で表現するのが、かの悪名高い【劣化ウラン弾】なのです。だから何も核兵器保有を目指さなくても、専守防衛の要に【劣化ウラン弾】を採用する下地を作れば良いのです。

実際問題として民間の放射性物質取り扱い程度の管理でよく、命中精度の格段に進化した弾頭は専守防衛に欠かせません。核兵器の保有を視野に入れようが他国を攻める気も無い日本には、まずは防衛力の強化が必要でしょう。MD兵器は条件上の完璧さを求めれば射程距離(長距離射程で無ければ成層圏を飛んでくるミサイルにまで届かない)の問題が出てきますし、そのアンチ・ミサイルの弾頭が軽い素材では命中精度も下がります。つまり、役立たずになる可能性もある。

防衛兵器に技術的に無理な注文を付けられても、まるで日本の防衛には役立たないのです。力を持たせれば使いたくなるなんて理屈は、ここ60年の実績(歴史)を無視した屁理屈です。また日本人の総意を無視した思い込みに過ぎず、他の日本人を信じる事の出来ない可哀想な人とも言えるでしょうか。まず周囲の人々を信じる事から始めないと、この世界は平和にならないのです。

相手の暴発を未然に防ぐ。これも大切な事であり、この劣化ウラン弾頭については国外への持ち出しを認めない。そう、取り決めれば良いだけなのですからね。

こう言った考え違いの元に、以下のニュースも有るのです。大量の税金(血税)を注ぎ込みながら、相手に慎重さを要求すると言う発想が出来ていない。あのね、市場に発売や運営されてる民間のレベルって見くびらないで欲しい。その前提条件として、民間は遥か先の技術をも有しているのです。市販品レベルで事足りるなんて発想では、何時までたっても【時代遅れ】でしかない。相手(この場合は民間)の後追いばかり続けていて、本当に役立つモノが出来ると考えているのでしょうか。。。

[情報収集衛星]「自縄自縛の『一般化』原則を見直せ」
(2006年9月13日1時37分 読売新聞)

北朝鮮の核開発やミサイル発射の動向を監視することが主目的だ。安全保障の観点から、情報収集衛星の性能向上に努めるのは当然である。

日本にとって3基目となる情報収集衛星が、国産ロケットH2Aの10号機によって打ち上げられた。

高性能カメラで地上を撮影する光学衛星は2基となったが、夜間や曇天時は撮影できない。電波で監視するレーダー衛星は依然、1基で運用している。

1998年のテポドン1号発射を受けて決めた当初の計画は、4基体制による運用だ。2003年11月に光学、レーダー各1基の衛星を積んだH2A6号機の打ち上げに失敗したため、4基そろうのは、残り1基のレーダー衛星を打ち上げる年明けまで待たねばならない。

情報収集衛星は、先のテポドン2号の発射を見逃し、海からレーダーで監視した海上自衛隊のイージス艦も捕捉に失敗した。発射の瞬間をとらえたのは、米国の早期警戒衛星だった。

北朝鮮はミサイル再発射も辞さない姿勢だ。核実験に踏み切る可能性もある。その脅威に直接さらされている日本が、いかに同盟国でも、米国の衛星情報に依存したままでよいはずがない。

まずは4基目の打ち上げを確実に成功させることだ。

ほかにもやるべきことがある。自衛隊の衛星利用を商用技術の水準にとどめるとした1985年の政府見解――「一般化」原則の見直しだ。

日本は1969年に宇宙の「平和利用」に関する国会決議を採択した。この時、野党が「平和利用イコール非軍事」との解釈を強く迫り、政府も受け入れた。自衛隊の宇宙利用は、純粋に防衛目的でも制約されることになった。

情報収集衛星も、この原則に基づき、解析度をあえて民間衛星の水準に合わせている。米国の早期警戒衛星は10センチの物体でも識別できるのに対し、現在の情報収集衛星は1メートル、09年度から導入予定で開発中の次世代型も60センチの解析度だ。

政府見解の変更は、政府が決断すればいつでもできる。国の安全を損なう恐れのある“自縄自縛”の見解はすぐに見直し、次世代型衛星の解析度引き上げに全力を傾注すべきではないか。

H2Aは、4回連続で打ち上げに成功した。成功率も90%になった。ようやく技術が成熟してきたのだろう。

偵察衛星を他国のロケットに打ち上げてもらうわけにはいかない。国産ロケットを持つことは安全保障上もきわめて重要だ。ロケット技術もさらに磨きをかけていく必要がある。





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