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2006年10月02日Mon [09:45] 日本の話題  

生体腎移植で提供者に金品

臓器移植倫理的に難しく、普通は社会弱者が狙われる問題ですよね。中国の法輪功学習者を対象にした臓器狩りなんて周知の情報(まだ未確認)ですし、他の経済が弱い貧国にも同様の傾向が有ったりする筈の問題です。この臓器移植と言う最新医療に、世界の倫理規制が追いついていないのが現状でしょう。

りんり【倫理】 行動の規範としての道徳観や善悪の基準

SF世界では古くから採り上げられていた問題ですが、これもアシモフのロボット3原則のように予め議論をし尽くしておかないと駄目みたいです。とは言っても人間の尊厳死問題のように、1世紀かけて結論の出ない問題も有ります。ここら辺り、時代に膠着した議論は無用と言うことかも分かりませんが。。

兎にも角にも、今回は『強欲婆』に呆れて筆をとりました。

生体腎移植で提供者に金品、患者ら2人逮捕…愛媛
(2006年10月2日1時47分 読売新聞)

愛媛県宇和島市の「宇和島徳洲会病院」(貞島博通院長)で昨年9月に行われた生体腎移植手術をめぐり、患者らが臓器提供の見返りに現金30万円と乗用車(150万円相当)を女性ドナー(臓器提供者)に渡したとして、県警は1日、患者で水産会社役員山下鈴夫(59)(同市中沢町)と、内縁の妻の同社社長松下知子(59)(同)の両容疑者を臓器移植法違反(売買の禁止)の疑いで逮捕した。

また、同病院など計3か所を捜索、カルテなどを押収した。1997年の同法施行以来、臓器売買での摘発は初めて。

県警は同日、特別捜査本部を宇和島署に設置し、ドナーの女性からも立件を視野に同法違反容疑で事情を聞くとともに、病院側が臓器売買を認識していたかなどを調べる。

調べに対し、山下容疑者は金品の提供を認めているが、臓器提供の経緯についてはあいまいな供述を繰り返している。松下容疑者は容疑をほぼ認めているという。

調べでは、重い糖尿病だった山下容疑者は松下容疑者の仲介で、松山市の貸しビル業の女性(59)から提供された左側腎臓の移植手術を昨年9月28日、同病院で受けた。両容疑者は同11月、女性の口座に30万円を振り込み、今年4月に新車の乗用車を渡した疑い。手術は成功し、山下容疑者は約1か月後に退院した。


最初はこの部分だけが印象に残り、「あ、やっちまったか!」程度の感想だったのです。日本の臓器移植にも一国平和主義が色濃くあるので、汚い部分(幼児の臓器移植などですが)は、完全に外国任せで済ませようと考えている節も見えるのです。これは成人でも同様で、生体腎移植にも脳死判定並の激しい審査基準が有るものと勝手に考えていた私も悪いのですが、そこをなんとか潜り抜けたと。。

私も人間性善説ですから、以下にある日本移植学会の倫理指針同様、悪い人の行動までは想定していないのです。寧ろ其処まで考慮に入れる必要が有るのなら、何事においても決められません。人間不信の人から「後手だ」と言われても、後手で結構です。この問題も完全人間不信論理で決めると、総ての移植は海外でと言う事になります。つまり、臭い物には蓋でしょう。

松下容疑者はこの女性と知り合いで、女性から200万円を借りていたが、昨年8月ごろから「ドナーになってくれたら、借りた金に300万円を上乗せして返す。うちの人を助けたい」と再三、頼み込んでいたという。

県警は、今年2月に女性から、「頼まれて手術を受けたが、貸していたお金や約束のお金も渡してくれない」との相談を受け、内偵していた。


まったく動機が不純で、同情する気にもなりません。

山下容疑者は松下容疑者を妻、ドナーの女性を義妹と、病院に説明していた。執刀した泌尿器科部長(65)は、読売新聞の取材に「きちんと提供者本人の確認はしていない」と話した。

日本移植学会の倫理指針では、生体移植で親族以外が臓器を提供する場合は、手術を行う医療機関の倫理委員会で承認を受けることと定めている。しかし、ドナーの本人確認については、現行法に規制がなく、同指針も具体的な確認方法までは定めていない。同学会は調査委員会を設け、調査に乗り出す。


さて、困った。

人間性悪説(人間不信)から言うと、親族からの臓器提供も怪しいのです。怪しくも見える。

骨髄バンクのように登録制にしても、身内だからと提供を考えている人には迷惑な話です。自分の親とか子供を助けようとしても、長い、長い順番待ちです。しかも自分が誰かに提供したところで、愛する者に提供されると言う保障も無い。勢い、国内での移植は断念するでしょうね。

これでは現行法に強烈な罰則規定を設け、臓器売買に歯止めをかけるしか手は無い。でしょ?。



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