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2006年10月11日Wed [09:42] 世界の話題  

北朝鮮の地下核実験

有るであろう北朝鮮の軍備増強計画からも、核実験が11月中旬以降だとした私の読みも甘かった様ですね。世界情勢から見ると、相変わらず中・韓にタイミングの悪い北朝鮮の動きですが、そこまで追い込まれていると言う事かも知れません。今回の実験が日中韓の首脳会談に合わせた事かどうかは、特アの民族気質も考慮して、見直しする必要も有るようです。

経済的には、かつて核開発凍結の見返りとして米国から引き出した数々の援助が、今年のミサイル発射や核実験にも繋がっているのでしょう。この国は旧ソ連からの援助で成長し、旧ソ連の体制崩壊から急速に膠着した井戸の中に落ち込んだ国です。朝鮮半島分断時以降も暫くは南(韓国)を圧倒的に凌駕する軍事力を有し、陸海空ともにソ連製最新兵器を誇っていました。随分と以前、日本に亡命飛来した事もある北朝鮮の最新型ミグ戦闘機は、当時の北朝鮮が持つ、韓国より圧倒的な戦力の差を垣間見せています。

旧ソ連の崩壊とともに、北朝鮮の軍事力も急速に旧式化します。南(韓国)の戦力が着実に向上する一方で老朽化する自軍の兵器は、今や世界中の物笑いのタネでしか無いと意識するしかない。そう北朝鮮の軍部が考えても不思議ではなく、新たな兵器体系が必要だと考えるのも当然の帰結です。

昨今の米韓に横たわる戦作権(統帥権)委譲問題も北と南の戦力差から言って、北に十分な安心感を与えるには至らない。自らが半島の正統政府と言う自負心を持つ北は、けして南に併合される訳にはいかないのです。南は同胞として北を見ていますが、北は敵として見ている。これは脱北者からの証言からも見て取れますが、北は南を朝鮮戦争で取り返せなかった自国領土として見ているのです。

その観点から見た今回の核実験は、実に上手く成功しています。何も北は南のインフラを無闇に破壊する意思は無く、そのインフラ自体が欲しいのですから。牽制として、錯乱用として、この大きさの核爆発は有るのです。長崎や広島のように都市を丸ごと破壊してしまったら、困るのは北なのです。

北朝鮮が地下核実験に成功、朝鮮中央通信が報道
(2006年10月9日20時59分 読売新聞)

北朝鮮の朝鮮中央通信は9日午前、同国の科学研究部門が同日、「地下核実験を安全に成功裏に行った」と報じた。

実施場所や実験内容には言及していない。

韓国政府は同日午前10時35分ごろ、北朝鮮北東部の咸鏡北道花台(ファデ)郡付近を震源とする地震波を観測しており、核実験によるものかどうか確認を急いでいる。

核実験が事実であれば、核兵器保有に必要な技術を完成させたことになり、北朝鮮核問題は重大局面を迎える。

北朝鮮は国際社会の度重なる自制要求を無視し、予告からわずか6日後に実験に踏み切った。


実際問題として核を使用される危険性の最も高い韓国ですが、今の所は危機感が乏しい様です。

中華の特性?として、その領土に固執する傾向が有ります。中国が中華帝国最盛期に保有していた領土を取り戻すべく、その影響力をアジアにも拡大させている様にです。自国のエネルギー・食料問題を解決する為にだけ以上の覇権争いは、結局は単一民族が持つ志向性なのでしょう。日本より多民族国家とされる中国も、実は単一民族が実権を握る国家とも言えるのです。

これに対して多様性が比較にならない程根付いた日本も、アメリカからの沖縄返還に国中が沸いたのが思い出されます。また北方領土や、こちらはドサクサ紛れの不法行為で問題外な竹島も、痛く日本国民の心に『未だ解決されていない問題』として残されているのが実情でしょう。

北朝鮮も同様で、『未だ解決されていない問題』である南朝鮮の併合が悲願となります。いくら2代続いた左翼政権で韓国も左に傾いているとは言え、最近の韓国では当然の様に『韓半島』などの様に身勝手な名前や考えが出てくる風潮に染まっています。正統政府である自分達が決めた中国への利権譲渡も、まるで自分達の考えを無視するかの様に非難してきます。これらが、余程腹に据えかねている。

南北間に開いた戦力差を一挙に解決して、尚且つ、未だ他国の干渉を受けた事例の無い核保有国になる事は北にとり悲願だった筈であり、南を吸収するまで離さない必須アイテムなのです。これから北へ各種の制裁が発動されるでしょうが、何が何でも離せない兵器なのです。間違っても多少の援助程度で手放す様な事が有れば、朝鮮半島統一の悲願も消え去るのですから。

と言う事で、私達も注意しなくては成りません。北朝鮮が国際制裁に音を上げて核放棄カードを持ち出してきても、それは時間稼ぎでしか無いと言う事です。米軍が朝鮮半島から消える2009年、その時期までは北も国体を維持出来なくてはならず、時間稼ぎか暴発しか、手段は残されていない筈なのです。


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