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2005年07月04日Mon [13:06] 世界の話題  

蚊撃退作戦

蚊撃退作戦(2005年7月4日1時52分 読売新聞)
 眠気を催して横になった時、顔の周りを飛ぶ蚊にさいなまれた記憶をお持ちの方は多いだろう。「枕草子」で、清少納言も「憎らしいもの」のひとつに挙げている◆ただ、世界に目を移せば、蚊を単に「憎らしい」ではすませられないところがある。サハラ以南のアフリカ諸国では、蚊によって媒介されるマラリアは、子供の死因の第1位である◆栄養不良などのため体力の衰えた幼児が、蚊に刺され、死んでいく。ケニア滞在30年。民間活動団体(NGO)「少年ケニヤの友」の活動家、岸田袈裟さんは、子供たちを救う手だてはないものか、と試行錯誤を繰り返してきた◆ここ10年来取り組んできたのは、日本式かまどの製作指導。鍋をのせる口のひとつを湯沸かし専用とし、煮沸した水を常時飲めるようにしたところ、赤道直下の村で、子供の死亡率は8分の1に激減した◆今は何を? 「金太郎の腹かけ」作りをやっている、との答えが返ってきた。蚊が嫌う薬草をかまどで煮、これをしみこませた布を、腹かけ風に子供たちに着せる◆6日から開かれる主要国サミットを前に、日本政府が発表した対アフリカ支援策の中で、1000万張りの蚊帳配布、という項目が目に付いた。防虫剤を含んだ繊維で蚊の襲来を阻む。地味ではあるが、官民それぞれの蚊撃退作戦に期待したい。

アフリカへの支援は底の無い井戸に水を注ぐようなものですが、しかし底が無い井戸など有りえないのも事実です。気長に水を注いでいれば、何時か井戸も水に溢れる。それはアフリカと言う近代ヨーロッパに近すぎた為に数奇な運命を辿った地域でも、何時しか傷も癒えると信じて援助する以外には無いでしょう。未だにヨーロッパはアフリカと関係が深く、そこに利害を持ち込みすぎています。それはイギリスを始めとする各国が、未だに武器輸出の市場としてアフリカを見ているように。

日本がアフリカへ援助する事は、日本の「今後の発言力強化」目的も有りますが、それ以前の問題として上記引用にあるような、見ていられない状況に対する日本人の自然な行動で良いと思います。今現在、本当の貧困はアフリカに有るのです。その日に食べる食べ物。その日に飲む水。そんな基本物資にすら事欠く、そんな人々が多く住むのがアフリカです。

アフリカの安定を妨げる傷は長年にわたる略取により、物心両面に及びます。基本的なインフラは元より、人心にも傷が大きく口を広げているのです。それが各地で何時までも続く紛争であり、虐げられて無知のままに置かれる貧困層なのです。だからこそ、アフリカの近代史にまで登場しなかった日本の援助は柵無く受け入れられるのです。より早く、より効果的に秩序を齎せる可能性を持つ国。それが日本だとも、思えるのです。

これからも地道に日本の知恵と経験を生かした援助を続けていれば、何時しか井戸も豊かに水を湛えて、私達は遠いアフリカの地にも友人を持つ事が出来るかも知れません。

そして、それが将来の財産となります。
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