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2005年07月09日Sat [20:07] 世界の話題  

イデオロギーの崩壊

もう何年も前から一部の学者サイドにより警告されてきた事ですが、今の世界は東西冷戦終結後の、その後遺症に悩まされています。それが今回の英国同時多発爆弾テロであり、中東を始めとする世界各地の政情不安として私達の目に表れているのです。

東西冷戦は良くも悪くも希望を人々に齎しましたが、今やアメリカの独り勝ちによる不平等感ばかりが一人歩きし、これが世界中に災いを招いているのです。それはアメリカ主導の世界では自分達が恩恵にありつけないと知ったサイドの、その溜まりに溜まった鬱憤の捌け口が開いたのでしょう。だから一部はテロに走り、残りは新たなイデオロギーを求めて画策しているのです。

それが証拠に東西冷戦時は人類存亡の危機もありましたが、現在ほど各地に紛争も無く平和だったのです。無論、東と西の前線地域では激しい争いもあったのは事実です。しかしそれでも概ね纏まっていたのが、それが冷戦時代では無いでしょうか。

人は大きなイデオロギーから解放されたとき、より小さなレベルで纏まります。国家陣営から国家へ、そして国民国家から民族・宗教へと。

東西冷戦と言う大きな目標、または対立が消えた現在、それら小さなレベル間での紛争は寧ろ増大しています。人々はより自分の身近な対象に力を注ぎ、それに苦心しているのが今の現状なのです。それは寧ろ非アメリカ陣営に色濃く噴出している筈で、今の日本からでは見えにくいものかも知れません。しかし私達の目を仮に国連などに向けたとき、そこに色々な問題を目にするでしょう。今や国連は先進国と途上国、それら国々が利害対立を明確にする場でしか有りません。そして国家の数としては途上国が優位で、持て余しているのが所謂先進国と呼ばれる国々なのです。

人は誰だって色んな欲求は有り、それを求めて動くのは自然な事です。今までが抑圧されてきただけ、そうも言えます。しかしそこに何がしかの秩序を働かさねば、この世界は混沌の渦に巻き込まれます。

だからアメリカは世界の民主化に活路を求め、その他の大国は己を軸とした新たなる秩序を求めています。小さな国の小さな集団に属する人々はそれに反対し、己が信念を貫こうとしています。そこには自分が有りますが、他人は有りません。それではまるで日本の戦国時代の有様であって、とても21世紀と言う新しい世紀の事とも思えません。やはり先人達の言う通り歴史は繰り返すのであって、何時までも学べぬ愚か者なのでしょうか。人間は。

この群雄割拠の世界に日本も巻き込まれていて、ODAなどの援助すら利敵行為だとされる場合も有ります。日本は平和憲法の下、絶対に戦争に加わっていないなどとの幻想は幻想でしか有りません。マネーもまた、立派な戦争の一面なのです。それが支離滅裂にばら撒かれていたから感じなかったでしょうが、それが故に余分な反感を日本に抱く人々をも量産したのは事実なのです。

現在はドイツやフランス、または中国などが新しい世界での覇権を求めて動いています。しかしそれは前述の東西冷戦、その一極になりたいとの野望でしか有りません。つまり人々には極度の緊張を強い、悲惨な歴史を繰り返すだけの動きでしかないのです。それらに日本人が乗せられる必要も無く、寧ろ彼らと同様、同じく世界に影響力を及ぼせる国としての自覚が必要なのです。金もまた、戦争の一面なのだとの。

私は日本に大それた希望も持ちませんが、この日本が将来も世界の中で【心休める国】であろうとするならば、それだけで来る次期世界戦国時代のオアシスとなりえるだろう。その為には更なる意識の向上を目指し、周囲の途上国からの干渉をも撥ね退ける国でなければならぬ。そう考えています。そう、それが最低条件かな。

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