スポンサー広告  

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2005年07月15日Fri [10:47] 日本の話題  

サバキ

サバキとは「捌き」と書き、辞書によれば囲碁などで戦況を自分の有利に成るように上手く処理する事だと有ります。まさにその通りで、薄い石、危険な石などを、自分の損を最小限で上手く処理する事です。しかしこれが初級者だと中々難しく、つい変な手を打っては負担が増し、かえって重荷にもなったりします。またサバキの別の働きとして、それは単なる処理ではなく、相手の脅しや様子見に対しての逆襲気味な積極的なサバキもあります。いずれにせよ高度なレベルが必要とされるケースが多く、上手になろうとする上級志向には欠かせない手筋です。

これは囲碁の世界でのお話ですが、そのまま現在の六カ国協議における北朝鮮問題に振り向けます。北朝鮮はアメリカが十分な譲歩をしない限り、核の放棄には応じられないとしています。その北朝鮮の協議戦略を過ちに、まったくの北朝鮮不利になる方向に持っていく方法も有るのです。

元々が金正日総書記のハク付けと保身の為に米朝二国間協議を求めていた北朝鮮と、それではまた約束をしても守らないでしょとするアメリカの思惑からの六カ国協議なのです。これは常に自分の優位性を誇示しなくては気のすまない中華人(あまり中華国の要人は出歩かない。常に相手を呼びつけたと言う印象を自国民にアピールしたい)と、そこから自然に派生する「寛大にも譲歩してやったぞ」そうもアピールしたい思惑を見透かしたアメリカとの綱引きとも言えるのです。

だから日本がこのまま参加していても拉致問題はおろか、核問題も国際政治のうやむやの中に解決される可能性も有ります。そして私達はまたお金だけをむざむざ出さされる立場ににもなりかねません。

ここはキッパリと日本が六カ国協議から抜け、アメリカには日本人拉致問題と言う自国には関係の無い問題から開放された自由な核問題解決の場を提供してはどうか。そして拉致問題は日本が援助をちらつかせながら、そして解決をしていくと言う本道に戻る方が得策だと考えます。

相手が核兵器を持つからとパニックにならず、日本の援助は拉致問題を解決してからと明確に示すのです。そうすれば北朝鮮の登るべき(解決すべき)階段は1段増えて、より困難になるだけです。アメリカも余計な議題を持ち出す必要も無く、十分に北朝鮮相手に議論を詰められます。日本もまた核問題とは別個に拉致問題を詰められ、核問題などに関連してうやむやな資金援助を迫られる事が無くなります。

核兵器を持つ相手と対峙していた国は多く、日韓だけが直接問題として経験してこなかったとも言えるのです。だから協議を長引かせて、そんなに核兵器が怖いなどとの印象を世界に与えたなら、今より一層、核兵器を持とうとする国を増やすだけです。

そんな事は百も承知なので、のらりくらりのアメリカとも言えるのです。

だからこその、北朝鮮はアメリカの政権が変わるまでの時間稼ぎとも言えるのです。

核拡散、とくにテロリストに核が流れる事を恐れるアメリカと、自国の安全と拉致問題を解決する必要が有る日本。核問題は利害が重なるのでアメリカに任せ、拉致問題は日本だけでやる。人道大国(笑)である中ソや、自国の拉致問題は無視して北朝鮮と付き合える韓国のような寛容の国々と同じテーブルにつく事自体が日本の思いあがりなのです。ほんと、それは日本が政治音痴の証です。

だからこそ、これを捌く。

北朝鮮には体制保証と援助(賠償? 笑)資金獲得には、それは2段階の交渉が必要になると。そうハードルを高くして、結局、お国(北朝鮮)の不利にさせる。これは政治が囲碁に通じるように、相手の出方で以て自国の手を柔軟に変化させていく事なのです。

何もこの世は0か1の2進数世界ではなく、対局は相手の打つ手に応じて打つのが肝要なのです。六カ国協議などの一つの事に囚われていては、結局は上級者の思うがままになるのが国際政治であり、独りよがりの囲碁だったりします。

スポンサーサイト

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。