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2005年10月31日Mon [12:05] 日本の話題  

自然破壊

日本のエネルギー問題を考える時に、かつて長野県が出した「脱ダム宣言」を思い出します。これは例え水力発電で有ろうと、景観や環境に配慮したダムしか作れないと言う、事実上の歯止めが世間的に確立されたと見るべきでしょう。何時でも何処でも、自然保護団体は環境や景観の保護を訴えて、ダム建設に待ったをかけられる環境が整ったとも言えるからです。

しかし長野県の脱ダム宣言は地震による治水面の不備を指摘(地震後に)され、今や多少は下火になった感が有ります。ダムは景観や環境を破壊しますが、また水を治めて洪水などの災害を防ぐと言う側面を持つからです。

しかし、とても難しい問題です。

何事でも、人が何かを望んだら、それは何かを犠牲にするしか無いのですから。

原子力に火力に水力、これらは必ず環境への影響無しには出来ない発電です。長野県の例を引き合いに出さなくとも、1つの意見には、必ず負の側面も有るのですから。それを私達がどこまで許容できるかどうかが、最後に物事を決します。

風力発電は自然破壊?自然保護団体の反対で中止に
(2005年10月30日3時2分 読売新聞)
御嶽山のふもとで民間企業が計画している風力発電事業が、地元自治体などの反対で事実上、中止に追い込まれたことが、29日わかった。

野鳥への悪影響などが懸念されたためで、「環境にやさしい」として各地で計画が進む風力発電の難しさが浮き彫りになった。

この事業は、岐阜県高山、下呂両市にまたがる御嶽山県立自然公園内の国有林(約6ヘクタール)での「濁河(にごりご)風力発電」。斐太工務店(本社・名古屋市)が56億円をかけ、高さ約120メートルの風車10基(計2万キロ・ワット)と送電線、管理用道路などを、来年6月から建設する計画だった。

用地は水源かん養保安林と保健保安林に指定されているため、同工務店は両市に対し、指定解除の特区申請を林野庁に提出するよう要請した。

しかし、日本野鳥の会や日本自然保護協会などの自然保護団体が「計画地がタカ類などの渡りのルートにあり、野鳥を巻き込む事故の恐れが大きい」「景観を損なう」などと懸念を表明。専門家からは、動植物の生態系に悪影響を与えるとも指摘された。

このため、両市は、「開発による自然改変の不安が解消されない」などとして、特区申請の見送りを決定、同工務店に通知した。

斐太工務店の話「現在の位置では事業をするのは難しいことはわかったが、詳細を知るため高山、下呂市と話し合いを持ちたい。事業は様子を見ながら(今後の対応を)決めたい」

ここで心しておきたいのは、私達は「自分の見えない場所」にも関心を持たねば成らない。と言う事で、これは何も電力・環境・景観事情の話だけに留まりません。

この風力発電は観光による地域への経済効果なども考えられ、両団体はそこに住む人間の事を考慮していないとも言えるのではないか。

自分達が良くても、そこに住む人の事を考えられなくなったら、やがて人が住まなくなった里は荒廃し、結局は誰も訪れない不毛の地に成るのではないか。それこそが自然公園だと言うのならば、両団体は真っ先に「御嶽山周辺立ち入り禁止」にでもするべきと。ふと、そんな事を感じます。そして、それが自分達のパラダイスなのでしょうか。だとすると、自然は貴方達も要らない筈になります。

まあ、これは私が「ふと」感じたままを書いているだけですが。

誰だって自分の専門意見は言うべきですが、だとしても自分達の見えない領域は有ります。それらを交通整理する機能が、今の行政側に無いのが問題のようです。また如何なる決定をも許容しながら、そこにも活路を見出す努力が私達には不足しているのでしょう。

この世に絶対無理な事など有り得ず、またそんな我儘が日本のような民主主義の国家で許されるものでも有りません。自分の関心領域外にも重要な事は数多く有り、それらに疎いのが日本人の悪い所です。

今の国際・国内情勢をみて、必死で目を閉じてる人は居ませんか。私は自分の都合の悪い事であろうが、まずは見てみない事には始まらないと思うのですが。

と、地方の話題を拡大してみました。



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